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雪の力で「おいしくなーれ！」新井中央小学校トウガラシの雪さらし体験

妙高市特産の辛味調味料「かんずり」の原料となるトウガラシの雪さらしを、妙高市立新井中央小学校の3年生が10日（月）に体験しました。新井中央小学校3年生21人は、総合学習で妙高市の特産品や観光名所などを調べています。その1つが校区内で作られている地元特産の辛味調味料「かんずり」です。児童は去年の夏、原料になるトウガラシの収穫を体験していて、この日は雪さらしに挑戦しました。 かんずり職員
「雪さらしのはじまりは、昔、軒先にあったトウガラシがたまたま雪の中に埋まってしまった。春になって出てきたトウガラシを食べたらアクがとれてまろやかな辛みになっておいしくなってたことから翌年から雪さらしを試し始めた」

トウガラシはあらかじめ塩漬けされていて、児童が「おいしくなーれ」と声をかけながらおよそ300キロ分をまくと白銀の世界に赤い帯ができました。 

児童
「おいしくなーれと声をかけながらまくのが楽しかった。おいしくなってほしい」
「重ならないようにまくのが難しかった。雪にさらしていたことは知らなかったのでびっくりした」雪さらしは毎年「大寒」の日から始まります。トウガラシは3日～4日ほど雪にさらしたあとこうじなどと混ぜて、3年間熟成させます。完成したかんずりは児童が6年生になった時、卒業のお祝いとしてプレゼントされるとうことです。