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米寿記念 水墨画家・笹川春艸さんが地元で個展

米寿記念 水墨画家・笹川春艸さんが地元で個展

上越市頸城区出身で、米寿を迎えた水墨画家 笹川春艸さんの個展が、頸城区の「さくら会館」で開かれています。

笹川春艸さんは頸城区出身の88歳。53歳の時に中学校の教員を退職してから本格的な創作活動に取組み、今年5月に米寿を記念して東京の上野の森美術館で作品展を開きました。

会場には、その作品展で展示された作品を中心に20点が並んでいます。

これは、孫へ贈った婚礼衣装です。着物に直接、藤の花を描いたもので、華やかさを求める要望に応え赤色などを加えて仕上げました。個展での展示は初めてです。

また、ローマ教皇に献上された屏風「松寿千年」も展示されています。構想から制作完了までおよそ1年をかけた大作で、描き始めてからは墨の色が変わらないよう1日で仕上げたということです。笹川春艸さん
「墨は時間が経つと固まって色が変わってしまうので、描き始めてからは1日で仕上げた。絵画だと画面いっぱいに描きたいものを表現する。水墨画は余白を大事にする。余白部分に見ている人が自分の風景を加えて完成するものなので、あえて周りには風景を描かなかった」このほか、笹川さんの故郷である頸城の風景を描いた作品が多く並んでいます。

笹川春艸さん
「頸城に生まれ、幼少期を過ごした。楽しいことや、苦しいことが全部作品に入っている。頸城で作品展ができることはありがたい。頸城の雪の美しさは水墨画でないと表現できないと思っている。そういった作品も多く展示されているのでぜひ見に来て欲しい。米寿を迎え、屏風のような大きな作品は難しいが、健康が続く限り描いていきたい」

作品展は今月30日(水)まで「さくら会館」で開かれています。5日(土)、19日(土)、23日(水・祝)、26日(土)には笹川さん本人も会場を訪れる予定です。

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