2026年9月29日
2026年9月29日 11:00更新
県の堅果類豊凶調査の確報が28日(月)に発表されました。この秋、上越地方はツキノワグマの主要なエサとなるブナの実が豊作でしたが、ブナより人里近くに生育するクリは並作でした。県は、依然としてツキノワグマの出没が確認されていることから、引き続き被害にあわない行動を徹底するよう呼び掛けています。
今秋の堅果類の豊凶調査結果
豊作:樹冠全体に密に結実
並作:樹冠全体にまばらに結実、又は一部に結実
不作:わずかに結実
県が今年8月、県内232地点でブナ、ミズナラ、コナラ、クリ、オニグルミの樹木を調査した結果、奥山に分布するブナと、人里近くに生育するクリは「豊作」。ミズナラ、コナラ、オニグルミは「並作」となり、全体として良好な作柄となりました。特にブナの豊凶指数は「2.48」を記録し、15年ぶり平成23(2011年)以来の大豊作となりました。一方で上越地方はミズナラとオニグルミが県内で唯一不作となりました。
9月28日現在、県内のツキノワグマの目撃件数は667件です。人身被害が2件発生していることから、県は「クマ出没警戒注意報」を継続しています。秋の行楽やキノコ狩りなどで入山する際は、引き続き以下の対策を徹底してください。
〇地域のクマ目撃情報を確認し、クマのいるところは近づかない
〇複数で行動し、ラジオや鈴など音の鳴るものを携行する
〇クマの活動が活発な早朝や夕方の入山は避ける
〇クマのエサとなる生ゴミや不要となった農作物は適切に処分し、柿などの放任果樹は除去する
■ 来秋(令和9年)への警戒も必要
新潟大学 箕口名誉教授によりますと、ブナが大豊作となった翌年は「ブナが凶作になること」、「冬眠中に子グマが多く生まれること」が非常に高い確率で予測されるということです。これらはクマの「大量出没」を引き起こす要因となるため、今秋だけでなく長期的なリスク管理が求められます。
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