2026年10月26日 16:54更新
東京電力柏崎刈羽原子力発電所から半径30キロ圏内にある上越市吉川区などで24日(土)、原子力災害を想定した防災訓練が行われました。住民は、放射性物質が付着していないか確認する検査や簡易除染のほか、避難所受付の手順などを確認しました。
この訓練は原子力災害が発生したときの避難方法や検査手順を確認し、関係機関との連携を図ろうと新潟県が毎年行っています。今回は柏崎市と刈羽村で震度6強の地震が発生し、原子力発電所の炉心が損傷。一部地域に避難が呼びかけられた想定で行われ、上越市や柏崎市の住民などが参加しました。
このうち吉川区では、およそ50人が直江津港南ふ頭緑地公園までバスで移動し、放射性物質が付着していないか確認を受けました。訓練では、民間のバスが対応できず運転手を確保できない事態を想定し、自衛隊員がバスを運転しました。
会場でははじめに、ワイパーやタイヤなどに放射性物質が付着していないか車両の確認が行われました。
続いて体や衣類への付着を調べるスクリーニング検査が行われ、検査員が頭や顔、手や足の裏などを一人ひとり確認しました。放射線量が基準値以上となった場合は、ウェットティッシュを使って自ら汚染物質をふき取る簡易除染を行います。
その後、参加者は避難所となるユートピアくびき希望館へ移動しました。避難所ではスマートフォンで避難者の情報を確認できる「新潟県避難所アプリ」を活用して受付を行いました。一方、アプリの利用が難しい人は、紙の受付票を使って 手続きをする姿も見られました。
参加者
「待っている時間が短いし、想定が行き届いて分かりやすかった。もしもの時はこんなにスムーズにいかない。アプリは、受付する人にとっては便利だと思うが、高齢者にとっては登録までが大変だった」
「参加が初めてだったからとまどった。アプリは全員が持っているとは限らない。もしもの時はこれだけたくさんのスタッフはそろうのか不安。次は参加したことない人が参加して少しずつ覚えたほうがいい」
この日は花角県知事や小菅上越市長も訓練を視察しました。
花角 知事
「全体的にデジタル化が進むことで正確かつ迅速になる。(アプリ使用時)ライトの関係で読み取りがうまくいかなかったので改善につなげたい」
小菅 市長
「訓練を繰り返すことで対応力を個人・地域として高めていく。市民への周知徹底して意識を高めていければ」
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