2026年5月28日
2026年5月27日 6:09更新
日本近代童話の父「小川未明」が、童話を書くことに専念すると宣言し大きな転機を迎えてから、今年でちょうど100年です。この時代や未明の習慣、性格などに迫る特集展示が上越市立高田図書館の小川未明文学館で開かれています。
特集展示では小川未明が大きな転機を迎えた100年前、1926年にスポットを当てています。当時未明は44歳で、小説と童話の両方を書いていました。作家の活動を充実させる一方で、生活は苦しく、子ども2人を病気で亡くして精神的に追い詰められた時期でもあります。
未明はこの年、童話を書くことに専念することを新聞で宣言していて、会場ではその記事のコピーとともに紹介されています。
小川未明文学館 主任学芸員の一越麻紀さんは「童話の道にまい進していきたいと宣言した年は、未明にとって人生の大きなターニングポイントになった年」と話しています。
ほかにも、年表とそれぞれの年に発表した小説と童話の数をグラフにしたものを見ることができます。未明は1200を超える童話を書いていて、会場では1926年の宣言をきっかけに童話の数が増えているのが分かります。
この写真は、小川未明と妻のきちです。妻のきちは、未明の習慣や好きな食べ物、性格などを雑誌に寄せていて、実物を文学館でみることができます。未明は午前に仕事をして正午に銭湯へ行き、ゆっくりと考え事をする。忙しくても客が来たら居留守にせず対応して、話が弾んでいたことなどが明かされています。
また、一越さんは、「未明は身長が180センチで写真に写るときは、どこかしら仏頂面で近寄りがたいイメージがあると思うが、近所に聞こえるくらい大きな声で笑う」一面もあると話していました。
特集展示は、来月14日まで開かれています。
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