2026年6月30日
2026年6月30日 14:00更新
全国でクマによる被害が多発しているなかクマの生態や被害にあわないための対策について学ぶ講演会が28日(日)妙高市で開かれました。

講演会はクマの生態について知ってもらおうと上越地域の国有林を管理する上越森林管理署が開きました。

講師はクマの研究をしている東京農工大学大学院農学研究院の教授、小池伸介さんで、オンラインを含めおよそ300人が参加しました。
小池さんによりますと、去年本州では、ツキノワグマにおそわれて過去最多の232人がけがをし11人が死亡しました。一方で捕獲数も過去最多の1万2000頭を超えました。

被害が増えている原因のひとつは、ブナの実やドングリの不作により食べ物を求めてクマが人里などへ移動したことです。もう1つは中山間地域の過疎化などによりクマの生息域が広がっていることだと話しました。
そのうえで小池さんは被害にあわないための対策としてクマと人の生息域をゾーニングし、集落の近くの藪をかりはらいクマを引き寄せるカキやクリの木を撤去するなど、環境整備が大切だと話しました。
東京農工大学大学院 農学研究員 小池伸介教授
「クマがいてはいけない場所をクマにとって魅力的ではない環境にする。定着しないようにその場所のクマを捕っていくことが必要。出る前にクマを捕っていく」

このほか会場では猟友会によるクマの駆除についての説明や環境省によるクマに出会ったときの対処法の実演も行われました。
「クマと出会ってしまったら、お互いに自分の状況を示し、ゆっくり下がり、いなくなるのを待つ」
訪れた人
「共存の仕方がないか、住み分けなどで。野生生物に対するリスペクトも大事にしていかなければ」
東京農工大学大学院 農学研究員 小池伸介教授
「クマをおびき寄せるカキやクリなどの管理は個人でできる。自分の生活圏の中でクマを寄せ付けてしまうものがあればそれを撤去する。自分でできなければ、行政に支援してもらう」
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